AEON eco-1グランプリ

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過去の受賞活動

特別ページ/若い力で解決!地域の環境を守る高校生のエコ活動/環境問題への関心が世界的に高まる現在、高校生もさまざまなエコ活動に取り組んでいます。昨年行われた、第7回イオン エコワングランプリで受賞した高校の取り組みは、よりよい地球環境保全につながるエコな活動です。高校生のみなさんで力を合わせて、エコ活動に取り組んでみませんか?

普及・啓発部門

北海道美幌高等学校環境教育普及分会

外来種から生態系を守る環境活動と環境教育の実践!

活動について振り返る先生と生徒たち。「ウチダザリガニの殻を割るのが大変でした」

美幌の生態系を守る活動

北海道美幌高等学校は、ウチダザリガニの駆除活動と水質調査、これらの活動の普及啓発をすでに5年間行っています。活動を始めたのは、美幌博物館の職員から鶯沢川(うぐいすざわがわ)で在来種である二ホンザリガニの生息地を荒らす、特定外来生物のウチダザリガニの対策について相談を受けたことがきっかけでした。

まずは、ウチダザリガニの駆除と環境調査を開始。4年目からは生態系保護の観点から、環境調査の範囲を下流の網走川や網走湖にまで拡大し、調査を続けました。

しかし、駆除活動だけでは根本的な解決につながりません。そこで、昨年からは町内の幼稚園や中学校の子どもたちと交流会を行い、ウチダザリガニの駆除方法や駆除したウチダザリガニの食用としての再利用方法、自然を守ることの大切さなど、自身の活動を次世代に伝える取り組みにまで発展させました。さらに美幌中学校との交流会ではウチダザリガニの駆除体験や試食会なども行いました。そして、地域の農協や漁協、役場の方が加入している「網走川流域の会」も活動報告を聞きに美幌高校までお越しいただき、連携を深めることが出来ました。また、東京農業大学や北見日赤看護大学の研究チームとも活動について話し合うことで、アドバイスをもらうこともできました。

環境活動を全国に

地域の課題解決に向けて、楽しみながら普及啓発活動に取り組んでいることが高く評価され、昨年度のイオン エコワングランプリで内閣総理大臣賞を受賞。活動を続けてきた生徒は、「受賞により活動の幅が広がりました。今年は北海道だけでなく、東京の高校との交流もありました。これを機に、環境保全の取り組みを全国に広めていきたいです」と今後の意気込みを語りました。顧問の野口潤先生は、「受賞したことで、自分たちが行っている活動に自信を持てたことは、生徒たちの進路にも良い影響を与えたと思います。未来を背負っていく若者として、自分の視野を広げ、今後も幅広く活躍していってもらいたいです」と期待を言葉にしました。

ウチダザリガニを捕まえる罠を仕掛けている様子。「地域の子どもたちと一緒に駆除活動を行うことで、興味を持ってくれました」

大規模な調査で研究を進め、普及へつなげる

網走湖は水面にアオコが浮いていたり、湖底にヘドロが堆積していたりと、水質問題が深刻化しています。そのため現在は、貫流する網走川頭首工をせき止めて、さらに大規模な水質浄化試験やウチダザリガニの駆除活動を行っています。野口先生は、「これからもイオン エコワングランプリを始め、コンテストにはどんどん出場して、全国に普及啓発を図っていきたいです」と普及啓発活動への意欲を見せています。

今後の活動について生徒は、「今年1年だけで活動を完結することはできませんが、少しでも進めて、北海道からウチダザリガニを完全に駆除し、地球の生態系を守る一役が担えたらと思います」と話しています。

ウチダザリガニが生息している網走川の頭首工を眺める野口先生と生徒たち

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